目的

新しい価値の創造と持続可能で強靱な社会への変⾰に向け、⾼度専⾨⼒(specialized skill)をベースに、異分野の知性と協働できる汎⽤⼒(transferable skill)を兼備した越境型理⼯系博⼠⼈材を輩出すること

⽇本の科学技術‧イノベーションの将来を担う優秀な志ある学⽣が、経済的負担やキャリアの不安を持たず、躊躇なく博⼠に進学し、⾃⾝を最⼤限に⽣かす幅広いキャリアを選択できるようにすること

対象

東京工業大学 博士後期課程 入学・進学者
挑戦的・融合的な研究を通じて、博士後期課程修了後も我が国の科学技術・イノベーション創出に資する意思を有する者

※申請資格等の詳細は募集要項をご覧ください

期間

最長3年間
博士後期課程在籍中に限り支給します。在学期間が3年を超える場合は、以降の期間は支援の対象となりません。ただし、出産・育児等のライフイベントによる休学については、個別の事情に応じて支援期間の中断・延長等を認める場合があります。また、採用取り消し事由に該当する場合は、在籍中であっても支援を終了します。

支援内容

次世代研究者挑戦的研究プラス

(略称:次世代プラス)

特に挑戦的・融合的な研究に対して、追加で研究費を支援する制度です。
採択者のうち、申請して合格された方にのみ、年額70万円を上限として予算配分します。
各年度に1回応募する機会があり、過去の合否に関わらず、再応募することができます。

学外研鑽プラス

長期の海外留学など、学外研鑽の旅費を追加で支援する制度です。
採択者のうち、申請して合格された方にのみ、期間や行先に応じて予算配分します。
支援期間中、必要に応じて何度でも応募することができます。

Aさんのケース

1年次は最先端な研究機材を購入するために次世代プラスに応募した。
2年次は海外で武者修行したい。有名な先生のいるアメリカとシンガポールに行くために学外研鑽プラスに応募する。
3年次は博士論文にむけて積極的に学会に参加したい。学会発表のために、論文の英語添削費と参加費が必要だから次世代プラスに応募しよう。

※1 本学規程に従って執行管理し、使用期限は各年度限りです。繰り越しはできず、未使用分は返還対象となります。
※2 学外研鑽プラス、次世代プラスの支給額はあくまで一例です。実際は審査により決定いたします。

Bさんのケース

修士から計画していたドイツに10か月留学するために早速学外研鑽プラスに応募した。
2年次は研究開発への協力で謝金を出すために次世代プラスに申請した。ドイツでの研究をふまえて、さらにイギリスで3か月学外研鑽することにした。
3年次は研究に必要な試薬と材料、新しい設備もそろえるために次世代プラスに申請しよう。

※1 本学規程に従って執行管理し、使用期限は各年度限りです。繰り越しはできず、未使用分は返還対象となります。
※2 学外研鑽プラス、次世代プラスの支給額はあくまで一例です。実際は審査により決定いたします。

Cさんのケース

自分の研究は実験中心で常に消耗品購入でお金がかかるため、次世代プラスは毎年応募することにした。
2年次ではずっと行きたかったオランダで最先端の知識を学ぶ経験をする。
3年次はまた実験中心の生活。研究室にこもりっきりだ。

※1 本学規程に従って執行管理し、使用期限は各年度限りです。繰り越しはできず、未使用分は返還対象となります。
※2 学外研鑽プラス、次世代プラスの支給額はあくまで一例です。実際は審査により決定いたします。