学生による自主的な学びの設計:外国語授業における AIツール、ICT、ポートフォリオの活用による授業の設計(6/3、6/5)

イベントのご案内です。いずれもハイブリッド開催、申し込みは不要です。


東京工業大学教育の質向上サイクル推進助成に採用された本プロジェクトでは、本学の外国語学習(英語)における AI ツールや ICT の有効な活用によって、学生による積極的かつ自主的な学びのモデルを設計することを企図しています。今年度は、関連分野の専門家の先生方をお招きし、その設計に必要な理念や 、 参考となる事例についてお話しいただきます。講演者と参加者、また参加者同士の意見交換の時間も設けております。 多くの方の ご参加をお待ちしております。



講演会 1「大学英語教育の理念・目標・方略、そして実践:基礎的な意思統一に向けてのキックオフトーク」


●講演者:岡田毅先生(東北大学名誉教授)
●日時:2024年6月3日(月)14時~15時40分
●使用言語:日本語
●開催形式:対面+ハイブリット(Zoom)
●対面参加者の会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 本館M-157(H1102)
●Zoom参加者のリンク:https://zoom.us/j/94599948594
 ミーティングID:945 9994 8594
●イベント後のアンケートフォーム:https://forms.gle/gkhCxd3JGozsqdzG9
 ※ アンケートフォームの送信をもってイベント出席となります

【講演概要】

 「教養としての英語か実用のための英語か」という、答えのない論争が産み出し続けてきた日本人大学生の英語力の低さを率直に認め、 G7首脳サミットでも言及された「生成系 AIの教育システムに対する課題」を明らかにし克服するための改革が我が国の大学に必要である。一斉・画一型から個別最適型の学習への転換を加速させる最新の ICTや生成系 AIを活用し、多様な学生の個性と能力を最大限に引き出す英語教育が強く求められる。
 本講演を e-learningや AIツールを用いた英語教育法に関連する具体的な事案や方法論の紹介ではなく、リベラルアーツ研究教育院で立ち上げられた「 AI社会における外国語教育研究会」のキックオフトークと位置づける。このトークが、様々なステークホルダーを持つ大学という「組織としての営み」としての英語教育全体が向かうべき方向について、聴衆の理解と今後の議論の基礎になればと考える。

岡田毅先生プロフィール
詳細はresearchmap参照: https://researchmap.jp/read0169229
【職歴】山形大学教育学部助教授・ロンドン大学バークベックカレッジ客員教授・東北大学大学院国際文化研究科教授 (言語研究系専攻長・副研究科長 )・東北大学教育研究評議員・東北大学高度教養教育・学生支援機構特任教授(研究 )等を経て令和 6年 3月退官。東北大学名誉教授
【学会等】
English for General Academic Purposes (EGAP) Japan Consortium (EJC)理事長、
英語コーパス学会理事、 British Association of Applied Linguistics (BAAL)・ British Association of Lecturers in English for Academic Purposes (BALEAP)等会員
【主要著書】
・『実践「コンピュータ言語学」:テキストデータベースの構築と分析』 音羽書房鶴見書店 (1995年 )
・English Corpus Linguistics in Japan (共著 ) Rodopi (2002年 )
・Second Language Writing System (共著 ) Multilingual Matters (2005年 )
・『英語の書記体系』音羽書房鶴見書店 (2008年 )
・The Routledge Handbook of the English Writing System (共著 ) Routledge (2016年 )
・『コーパスと英語教育』 (共著 ) ひつじ書房 (2020年 )
【受賞歴】日本e-Learning学会奨励賞・東北大学全学教育貢献賞・東北大学総長教育賞講演

講演会 2 “How can courses in English communication best prepare student engineers for their content courses, international study, and future employment?”


●講演者:Jamie Rinder先生(スウェーデン王立工科大学講師)
●日時:2024年6月5日(水)15時40分~17時20分
●使用言語:英語
●開催形式:対面+ハイブリット(Zoom)
●対面参加者の会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 本館M-157(H1102)
●Zoom参加者のリンク:https://zoom.us/j/91777586647
 ミーティングID:917 7758 6647
●ミーティング後のグーグルフォームの送付先:https://forms.gle/h4Zqj46xRVUjpqc39
 ※ アンケートフォームの送信をもってイベント出席となります

【講演概要】

In this presentation, Jamie will share some insights from the English courses given at KTH Royal Institute of Technology, Sweden. Topics for discussion will include language policy and the use of English on KTH campus, Language for Specific Purposes (LSP) for engineers, teaching philosophy and course design, and recent changes to assessment in light of new AI tools.

Jamie Rinder先生プロフィール
Jamie Rinder is a lecturer in Language and Communication at KTH Royal Institute of Technology in Sweden, where he teaches courses in engineering communication and rhetoric. He is a co-author of the KTH Guide to Scientific Writing and a co-founder of the Global Engineers Language Skills network (GELS).


●問合せ先:リベラルアーツ研究教育院外国語セクション(英語)木内久美子 kkiuchi@ila.titech.ac.jp